Biohacker's Podcast #28 "ヌートロピック” スマートドラッグって大丈夫?・集中力維持やボケ防止・脳活始めませんか?
ポッドキャスト のプラットホーム
エピソードの要約
00:00:00 スマートドラッグって大丈夫?・集中力維持やボケ防止・脳活始めませんか?
00:02:35 アナウンスメント「夏休み満喫中」
00:03:20 干城のアナウンスメント「日系企業スポンサー」
00:06:57 本日のテーマ「ヌートロピック」
00:11:05 最初に交通整理「スマートドラッグ怖い」
00:14:00 ヌートロピックを学ぶ前に「神経伝達物質を理解する」
0022:14 認知パフォーマンス向上「食品から摂取する成分」
00:31:14 認知パフォーマンス向上「サプリメント編」
Q&A 質疑応答
00:45:44 質問1:アスパルテームについて日本ではネガティブな情報ばかり強調されていますが、知っている範囲で情報があればお願いします。
00:51:55 質問2:ステビアは安全ですか?
SHOWノート
Co-host:若山七美
- Lernado レルナード(ウェブサイト)
- Hime Berry(ウェブサイト)
- Twitter(レルナード)
- Instagram(Our Farms)
- Facebook(Our Farms)
- Facebook(レルナード)
- Youtube(レルナード)
Showノート
対談中に話した話題- バイオハッカーセンターJapan> プレスリリース
- 干城と七美さんの法人向け日本初ウェルビーイング> セルフハック
- 七美さんが運営するショップ> 世界を旅するエシカルなセレクトショップSEPLUMO
- 10月はオランダで会いましょう!> Biohacker Summit Amsterdam
- EU進出したい企業募集してます> こちらからお問い合わせください
- バイオハッカーサミットAmsterdam2023日系スポンサーのご紹介
- 株式会社ドリームファクトリー ドクターエアーシリーズ
- 株式会社Spods コールドロウ
- スマートドラッグって怖いんですけど!> スマートドラッグでぼくらの体と心に起きたこと──米大学生「5人に1人」の使用実態
- コーヒー飲んだら心臓バクバクする人や遺伝子検査でCYP1A2のレベルが低い人はコーヒーの摂取量に気をつけましょう。> Biohacker's Podcast #2 "女性の健康・保健・体育"
- αGPCについての記事> バイオハッカーズマガジン
-
L-テアニン
-
フィッシュオイル(青魚・オメガ3脂肪酸DHA・EPA)
-
レスベラトロール
-
アルファGPC(アルファグリセロホスホコリン)
-
松の樹皮・パインバークエキス(ピクノジェノール)
-
イチョウの葉・ギンコビロバ
Q&A 質疑応答
質問1: アスパルテームについて日本ではネガティブな情報ばかり強調されていますが、知っている範囲で情報があればお願いします。
人工甘味料とがんリスク: NutriNet-Santé集団ベースコホート研究の結果
この論文は人工甘味料の摂取とがん発症リスクとの関連を調査したもので、フランスの集団ベースコホートNutriNet-Santéの成人102,865人を対象とし、追跡期間の中央値は7.8年です。研究の結果、人工甘味料、特にアスパルテームとアセスルファムKの摂取量が多いほど、がん全体のリスクが高いことがわかった。また、乳癌や肥満関連癌のリスクも高く、結果としては人工甘味料ががん予防の観点からだと危険因子である可能性を示唆しています。
干城の見解
公衆衛生政策への示唆: 食品や飲料に人工甘味料が広く使用されていることを考えると、この論文の結果は公衆衛生のガイドラインや規制にどのような影響を与える可能性があるか?逆に他の研究も確認しないといけないと思っています。
バイオハッキングとウェルネスにおける役割: バイオハッキングコミュニティやウェルネス・コンサルティングに携わる者として、健康の最適化を目的としたバイオハッキング戦略の文脈では避けた方が良いと結論づけます。
マウス実験で生殖機能に影響を与えるかも?マウスの摂取量を人と比べると一般的なステビアの摂取量は気にする必要はない、というのが干城の現在の見解です。以下、宿題の内容です。
オスとメスのアルビノマウスにおけるステビアとスクラロースの摂取がスクロースと比較して及ぼす隠れた危険影響(2022年)
この研究では、マウスにステビアを摂取させると、肝臓と腎臓の機能酵素が著しく上昇し、肝臓と腎臓の組織に深刻な損傷が生じることがわかった。
非栄養性甘味料は静菌作用を有し、マウスの腸内細菌叢を変化させる(2018年)
この研究では、マウスにおけるステビア摂取が腸内細菌叢を変化させ、健康に悪影響を及ぼす可能性があることがわかった。
ステビア摂取が腸内細菌に及ぼす影響: 敵か味方か?(2022)
この前臨床研究のレビューでは、マウスにおけるステビア摂取が腸内細菌叢にプラスとマイナスの両方の影響を及ぼす可能性があることが判明した。しかし、負の影響は高用量のステビアを摂取したマウスでより顕著であった。
マウスの摂取量とヒトの摂取量の比較
動物実験でマウスが摂取するステビアの量は、一般的にヒトが摂取する量よりもはるかに多いです。例えば、上記2つ目のWangら(2018)の研究では、マウスは1日当たり約400~1600mg/kg体重に相当する量のステビアを摂取しました。体重70kgのヒトの場合、これは1日あたり28~112gのステビアを摂取することに相当します。耳かき1杯くらいで相当な甘みがありますので、こちらが収録中にタテキがステビアは大丈だと思う、と話した理由です。
しかし、ヒトに対するステビアの影響は、マウスに対する影響とは異なる可能性があります。マウスとヒトでは代謝や腸内細菌叢が異なるので、断定する結論はまだ早い気がします。
コメントを残す